三島由紀夫の肉声テープ発見 自殺9か月前
引用
「 作家の三島由紀夫が自殺する9か月前に受けたインタビューの肉声の録音テープが保管されていたことがわかった。専門家は、「未発表の資料で、非常に貴重」としている。
三島由紀夫は1970年の11月に、東京・市ヶ谷の自衛隊で割腹自殺していたが、インタビューはその9か月ほど前にイギリスの翻訳家ジョン・ベスター氏から受けたとみられる。およそ1時間20分にわたって録音されていて、そのテープがTBSのロッカーに保管されていたのが見つかった。
肉声テープ「憲法9条ってのは全部いけないって言ってるんじゃないんです。つまり人類が戦争しないというのは立派なことです。平和を守るというのは立派なことです」「(9条の)第2項がいけないんでしょ。第2項がとにかく念押しの規定をしてる」「念押しをしてきてるのをですね、日本の変な学者が逆解釈してね、自衛隊を認めてるわけでしょ」「ぼくは大嫌いなんですよ、そういうことが。ぼくは人間をごまかしてね。そうやって生きていくということが耐えられない」
三島由紀夫はインタビューで、憲法や文学などについて語っているほか、自らの文学の欠点を油絵に例えるなどして幅広い話題について持論を展開している。
録音テープを聞いた三島由紀夫文学館特別研究員の山中剛史さんは、「率直な語り口で自らの欠点を語るのは見たことがなく、新鮮で興味深い。未発表の資料で非常に貴重」としている。... 」
2017.01.16
文学ニュース 一覧
- 4/13(土)営業時間変更のお知らせ
- 4/2(火)営業時間変更のお知らせ
- 3/23(土)営業時間変更のお知らせ
- 2/10(土)休業いたします。
- 1/17(水)営業時間変更のお知らせ
- 1/16(火)営業時間変更のお知らせ
- 年末年始のお休み
- 11/23(木)営業しています
- 11/10(金)営業時間変更のお知らせ
- 11/8(水)営業時間変更のお知らせ
- 9/30(水)貸切営業のお知らせ
- 9/8(火)貸切営業のお知らせ
- 8/14(金)貸切営業のお知らせ
- 8月12日(水)貸切営業のお知らせ
- 小川未明文学賞 大賞は『シャ・キ・ペシュ理容店のジョアン』
- 仙台短編文学賞 大賞に仙台の佐藤厚志
- 「内向の世代」の代表的作家 古井由吉が逝去
- リニューアル後初の坊っちゃん文学賞が決定
- 第7回星新一賞の受賞者が決定
- 読売文学賞 小説賞に島田雅彦、戯曲・シナリオ賞に松尾スズキなど
- 中山義秀文学賞に河治和香の『がいなもん 松浦武四郎一代』
- 毎日芸術賞 「MOZU」シリーズの逢坂剛が受賞
- 上林暁3作品分の直筆原稿発見 上林暁文学館で展示
- ブレイディみかこがノンフィクション本大賞を受賞
- 毎日出版文化賞に川上未映子ら受賞
- ノーベル文学賞 2年分の受賞者が決定
- 「10/12(土)「臨時休業」のお知らせ」
- 角野栄子 2022年度に文学館を開館予定
- ドイツ文学者・エッセイストの池内紀逝去
- 東急文化村主催の文学賞に小田光雄の『古本屋散策』